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March 20, 2007

(日本聲援樂生)日本聲援樂生的抗議文(日文)

台湾楽生院強制移転

抗議文一覧



1. IDEA JAPAN

(愛地芽國際協會日本分部)



2. 全国ハンセン病療養所入所者協議会

(日本全國漢生病療養所入所者協議會)



3. 真宗大谷派ハンセン病問題に関する懇談会

(真宗大谷派漢生病問題諮詢委員會)



4. 真宗大谷派僧侶 <尚未完成中文翻譯>



5. 日本ハンセン病原告団

(日本全國國賠原告團聯合會)



6. 全国ハンセン病療養所入所者協議会邑久支部 <尚未完成中文翻譯>

(岡山縣邑久光明園自治會)



7. ハンセン病首都圏市民の会 <尚未完成中文翻譯>

(關心漢生病問題的首都圈市民之會)



8. 瀬戸内原告団 <尚未完成中文翻譯>

(瀨戶內地區國賠原告團)



9. 瀬戸内ハンセン病人間回復裁判を支える会 <尚未完成中文翻譯>

(支援瀨戶內地區國賠訴訟之會)



10. 全国退所者原告団連絡会 <尚未完成中文翻譯>

(日本全國出院病友國賠原告團聯合會)



11. 関西退所者原告団(いちょうの会) <尚未完成中文翻譯>

(關西地區出院病友國賠原告團「銀杏會」)



12. 日本聖公会北関東教区 <尚未完成中文翻譯>

(日本基督教聖公會北關東教區)



13. カトリック静清地区滞日外国人と連帯する会 <尚未完成中文翻譯>

(日本天主教靜岡清水地區與駐日外國人串連之會)



抗議文



台湾政府はハンセン病患者を楽生院に強制隔離し、患者たちの人間性を否定、人権を蹂躙しつづけてきました。

そして今、地下鉄建設のために彼らを第二の故郷・楽生院から締め出そうとしています。ハンセン病患者・快復者および支援者の国際組織であるIDEA(The International Association for Integration , Dignity, and Economic Advancement)の一員であるIDEAジャパンは断じてこれを容認できず、怒りをもって台湾政府に抗議します。

これは台湾だけの問題ではなく、ハンセン病に係わる国際的な人道上の問題です。われわれは入所者が希望する地下鉄建設案を直ちに採択し、楽生院を恒久的に存続させるよう要請します。





2007年3月13日  IDEAジャパン

理事長  森元美代治



IDEA JAPAN抗議聲明



台灣政府長期將漢生病病患強制隔離於樂生療養院之中,無視於患者們身之為人,並且不斷地踐踏人權。

如今又以捷運建設之名,欲將其由長期生活之第二故鄉-樂生療養院強制搬遷。由漢生病患者、康復者以及支援者所組成的國際組織IDEA(The International Association for Integration , Dignity, and Economic Advancement),其分支機構的IDEA JAPAN絕對無法漠視這樣的作為,以最悲憤的立場向台灣政府表達嚴正抗議。

這不僅是單純的台灣內政議題,而是關乎全世界漢生病患的國際人道議題。於此IDEA JAPAN強烈要求台灣政府立即採納樂生療養院民可接受之捷運工程替代方案,永續保留樂生療養院院區。





IDEA JAPAN

理事長  森元美代治



2007年3月13日



   台湾政府・関係部局 御中



日本・全国ハンセン病療養所入所者協議会

会  長  宮 里 光 雄







楽生院入院者の強制退去措置に対する抗議



 医学的には強制隔離を全く必要としなかったハンセン病患者を台湾政府は、公権力によって終生隔離し、患者の人間としての尊厳と自由と人生のすべてを奪う未曽有の人権侵害を犯しました。この国家的犯罪を一顧だにせず、その責任を認めないばかりか、地下鉄工事のために楽生院入院者の居住権を再び奪い、転居を求める等の措置が強制的に実施されようとしており、その方針の撤回を強く求めると共に、患者の意思をないがしろにする台湾政府に抗議を申し入れます。

 隔離の壁の中で高齢になってしまった人々にとって、転居ほど辛いものはないと推察できます。人間としての権利と尊厳を守ることは、民主主義社会の原理原則であり、誰れも冒すことはできない鉄則の筈です。

 楽生院に入院する多くの友人たちの意思を尊重するように、日本の国立ハンセン病療養所入所者の総意により重ねて要請します。



以 上



2007年3月13日

台灣政府相關單位敬啟



日本全國漢生病療養所入所者協議會

會長 宮里 光雄



抗議 強制樂生院民搬遷措施



台灣政府對醫學上完全不需隔離的漢生病患,濫用公權力進行強制終生隔離,剝奪患者身為人的尊嚴、自由以及人生的一切,已犯下前所未見的人權侵害。台灣政府不僅未反省此一國家犯罪,否認其責任,如今又以捷運工程之名再度剝奪樂生院民的居住權,欲強制進行遷離家園等措施。我們於此強烈要求撤銷此決策,同時嚴正抗議台灣政府罔顧患者意願的行為。

作為同樣被強制隔離於牆內並已年事已高的人,我們可以感同身受體會遷離家園是難以承受之痛。

保障身之為人的權利與尊嚴,是民主主義社會的基本原則,是不容侵犯的不變原則。

我們於此僅代表日本所有漢生病療養所院民嚴正要求尊重樂生院的漢生友人們的意願。





謹上



台湾政府・関係部局御中



台湾楽生院強制移転の中止を求める要望書。



今回の楽生院の強制移転通告の撤回と、強制代執行の中止を求めます。



私たちの教団は、「らい予防法」の持つ非道さを見抜けず、国家によるはなはだしい人権侵害に加担してきました。

その懺悔にたって、私たちはハンセン病回復者及びハンセン病問題と真向かいになって生きて行きたいと願っております。

今回、私たちが交流を持たせていただいている楽生院に、移転の強制代執行がなされようとしていると聞き及び、強い憤りを感じ、この要望書を提出することにいたしました。
 楽生院は、私たちの国が台湾を植民地とした時代に設置された療養所であります。そこでは人権を無視した強制収容・強制労働等々が行われ、入所者の人々に隔離の苦しみ、植民地の苦しみという二重の被害を与えました。
 入所者は、隔離政策によって作り出された、ハンセン病に対する差別偏見により、回復後も一般社会では生活することができず、故郷や家族とも引き離されました。楽生院を終生の住処とするしかなかったのです。現在も尚その状況が続いております。そのことを思う時、日本人として深い謝念と責任を覚えます。

現在、高齢の入所者の人たちが、楽生院内で自然と触れ合いながら落ち着いた暮らしをしておられます。今後もここでの生活を望んでおられる入所者の同意もなく、一律に新居住棟に移転させられることは、再び強制収容による隔離となります。



今回の強制移転の動きに対して、私たちはここに怒りをもって抗議いたします。



入所者の声に耳を傾け、一日も早く強制移転を中止して頂きますよう、台湾政府の皆様に心より要望いたします。



2007年3月13日

              

真宗大谷派ハンセン病問題に関する懇談会有志一同

代表 酒井 義一





台灣政府‧相關單位敬啟

立即停止台灣樂生院強制拆遷 聲明



我們要求立即將張貼於樂生院的強制拆遷公告撤回,並停止強制執行。

本教團由於未看清癩預防法之非人道性,間接成為國家嚴重侵害人權的幫兇。

對此我們由衷懺悔,並誓言必須終身嚴肅面對漢生病康復者及漢生病問題。

這次耳聞與我們有著深厚友誼的樂生院即將被強制拆遷,令我們感到強烈憤慨並正式提出此份聲明。

樂生院是我國將台灣置於殖民統治下所成立之唯一療養院。在此曾經發生將人權視為無物的種種強制收容,強制勞動行徑,讓院民嚐盡家庭離散、親情破滅,以及被殖民的雙重痛楚。

院民受盡由隔離政策所人為創造出來的歧視與排斥,康復後也無法回歸社區,被活生生地從家人、故鄉拆散。唯一能做的便是以院為家。這樣的情形一直至今。每當思考這件事時,身為一個日本人無法不感到深刻的悔意與責任。

現在,年事已高的院民們,在樂生院內與自然為伴寧靜的過著餘生。在得到院民的同意之前,便一昧要求他們搬遷至新院區,這無異於再次遭受到強制隔離。

對於這次的強制拆遷行徑,我們在此感到憤慨並表達嚴正抗議。

呼籲台灣政府能夠傾聽院民的心聲,並早日停止強制拆遷。



2007年3月13日

真宗大谷派漢生病問題諮詢委員會志願者一同

代表 酒井 義一



台湾政府・関係部局御中



台湾楽生院強制移転の中止を求める要望書。



今回の楽生院の強制移転通告の撤回と、

強制代執行の中止を求めます。



 昨年、楽生院を訪れたときに、入所者の方々が「いくら近代的な施設でも入りたくない。それよりここで、動物や自分たちが植えた木々たちと一緒に暮らしたい。ここが自分たちの故郷だから」と話されていたことが心に響いています。

その自然豊かな故郷から、入所者の方々を追い出さないで下さい。それも、台湾政府による強制代執行と聞き及んで悲しさすら憶えます。

私は一人の日本人として、過去に日本政府がそして日本人が台湾に何をして来たか、その事実に対して深い反省と謝罪を憶えるものです。ゆえになおさら、今また同じような過ち、それも台湾政府自らの手で犯そうとされていることに、強く抗議したいのです。

どうか強制移転通知を撤回して、そして入所者の方々を故郷から追い出さないでください。そのことを強く要望します。



2007年3月14日

              

真宗大谷派僧侶   加賀田 栄香





抗 議 文



ハンセン病患者・元患者はこれまで、人間として生きる平等の権利を奪われ、社会の片隅で息を潜めながら、国家の弾圧に耐えての生活を余儀なくされてきました。

医療も充分に受けられることもなく、悲しい思い出だけを抱きながら、それでも楽生院を終の棲家として生きることにしたのです。

残る余生は少なくとも、ささやかな望みでした。

 しかしながら、その生きる望みをも台湾政府は打ち砕こうとしているのです。地下鉄道計画変更案を無視しての、『一週間以内の退去勧告』は暴挙としか言いようがありません。

 人道的見地からしても、絶対に許容しがたいものです。また、楽生院は日本の植民地時代の歴史的遺跡があり、台湾政府として絶対保存すべき負の遺産であるべきです。

そして、ハンセン病患者・元患者は高齢集団です。この高齢集団の願いは、また国家の平和と安寧を願うものです。その願いを踏みにじることは民主主義を踏みにじることになります。

 その上で、政府がこれまで取り続けた、差別と人権侵害行為に対し、なんらの反省もなく、同じ過ちを繰り返すことになります。

 今や国際的関心事になっておりますこの問題を、平和的に人権を尊重しながら解決すべきです。

 かつては同じ境遇にありました、日本のハンセン病原告団として、強く抗議するものです。



    2007年3月15日

     日本ハンセン病原告団代表  谺 雄二

             事務局長  国本 衛



台湾政府・関係部局御中



抗 議 文



台湾政府に今回の台湾楽生院の強制移転通告の撤回と、強制代執行の中止を求め抗議します。

楽生院は、私たちの日本国が台湾を植民地とした時代に設置された療養所であり、当時の日本と同じ強制隔離絶滅政策、強制管理労働等が行なわれ、楽生院の入所者の人々に隔離と植民地の二重の苦しみを与えました。日本政府は平成8年3月、ハンセン病予防法の廃止に関する法律を制定し、平成13年5月、小泉内閣総理大臣がハンセン病入所者に対し深く謝罪し、厚生労働大臣と基本合意書、確認事項を交わし、終生の在園を認め、医療、看護、福祉についても最後の一人迄、国が責任を持つと約束しています。

台湾政府、関係部局の皆様には、楽生院入所者の皆さんが安心して落ち着いて生活出来る、現在の楽生院を強制移転させる事なく、強制代執行の中止をしていただきますよう、台湾政府の皆様に心よりお願い申し上げます。



2007年3月15日



岡山県瀬戸内市邑久町虫明6253

全国ハンセン病療養所入所者協議会

邑久支部長 屋   猛 司



抗議声明



私たちは日本でハンセン病問題に取り組む組織・ハンセン病首都圏市民の会です。

今回の台湾政府による台湾楽生院の入所者の強制退去に対し、私たちは強くここに抗議をいたします。楽生院の入所者は、国家による隔離政策の犠牲者です。この人々からふるさとを奪い、楽生院での生活を強いたのは誰でしょうか。それは国家です。そうした過去の誤った政策を省みることなく、いま再び第二の故郷である楽生院から強制退去させようという動きは、人間性を無視した極めて乱暴な行為だといわざるをえません。



ただちに、楽生院の強制退去通告を撤回してください。

そして、楽生院の人々の声に真摯に耳をかたむけることを、強くここに要望します。







2007年3月15日

                      ハンセン病首都圏市民の会

                            共同代表   國本   衛

                                     柴田  良平

                                     藤巻  修一

                                     八重樫信之

                            事務局長   酒井  義一



台湾政府・関係部局御中

台湾楽生院強制移転の中止を求める要望書



楽生院の強制移転通告の撤回と、その執行の中止を強く求めます



私は、先の日本国内で起こした《「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟》裁判の瀬戸内原告団代表の宇佐美治です。

この度、私たちが交流をさせていただいています楽生院に、移転の強制代執行がなされようとしていることを聞き、大変悲しくまた憤りを覚え要望書を送る決心をいたしました。

楽生院は、日本が台湾を植民地とした時代に設置された療養所です。そこでは、人権を無視した強制収容や強制労働が行われ、入所させられた人々に隔離の苦しみと植民地下の二重の苦しみを与え、われわれが国内で怒りをもって提訴した以上に、断種も子孫を造らせない目的のみでなく懲らしめとしてもあったことなどを聞き、強く連帯を思ったことでした。

入所者の皆さんは、隔離政策によって作り出されたハンセン病に対する差別や偏見により、回復後も一般社会では生活することができず、ふるさとや家族とも引き離されました。私もいまだに家族に名乗り出ることができません。勇気が出ません。家族を差別から守るためです。楽生院の方々に、このような人生を国外の皆さんにまで歩ませてしまった日本人として、心から深くお詫びいたします。

現在、高齢の入所者の皆さんが、住み慣れた楽生院内で自然と楽しみながら人生を終えたいと願っておられます。強制収容されたとは言え、今となっては終の棲家です。今それを奪い病院に移転させることは、再びの強制収容ではないでしょうか。

今回の強制移転をぜひぜひ撤回してください。台湾政府と関係部局の皆さんの暖かい配慮を切に願って要望いたします。



2007年3月15日        瀬戸内原告団代表   宇佐美 治   

                  難波幸矢 



台湾政府・関係部局御中

台湾楽生院強制移転の中止を求める要望書



楽生院の強制移転通告の撤回と、その執行の中止を強く求めます



私は、先の日本国内で起こした《「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟》裁判を支援いたしました瀬戸内ハンセン病人間回復裁判を支える会代表の難波幸矢と申します。

この度、私たちが交流をさせていただいています楽生院において、移転の強制執行がなされようとしていることを聞き、大変悲しくまた憤りを覚え要望書を送る決心をいたしました。

楽生院は、日本が台湾を植民地とした時代に設置された療養所です。そこでは、人権を無視した強制収容や強制労働が行われ、入所させられた人々に隔離の苦しみと植民地下の二重の苦しみを与え、国内での沢山の人権蹂躙に怒りを覚えた以上に、断種も子孫を造らせない目的のみでなく懲らしめとしてもあったことなどを聞き、ただただ申し訳なさでいっぱいになりました。

入所者の皆さんは、隔離政策によって作り出されたハンセン病に対する差別や偏見により、回復後も一般社会では生活することができず、ふるさとや家族とも引き離されました。このような人生を国外の皆さんにまで歩ませてしまった日本人として、心から深くお詫びいたします。

現在、高齢の入所者の皆さんが、住み慣れた楽生院内で自然と楽しみながら人生を終えたいと願っておられます。強制収容されたとは言え、今となっては終の棲家です。今それを奪い病院に移転させることは、再びの強制収容ではないでしょうか。また年をとってから住家を変わると痴呆が出ます。年寄りに良かれと思って改造してもそれが痴呆の始まりになります。どうぞこのままで人生を終えさせてあげてください。貴政府が心豊かな、円熟した政府であってください。

今回の強制移転をぜひぜひ撤回してください。台湾政府と関係部局の皆さんの暖かい配慮を切に願って要望いたします。



2007年3月15日        瀬戸内ハンセン病人間回復裁判を支える会代表   

                  難波幸矢 





台湾政府・関係部局御中



台湾楽生院強制移転を中止してください。



私たちは、元ハンセン病患者として、日本の隔離政策により、長い間差別偏見を受けてきた仲間たちの集団です。

その行政に抵抗し、「らい予防法」が厳然として生きている最中、家族の問題もあり隠れて社会復帰をした、全国退所者原告団連絡会の仲間たちです。



そして、お隣の国の台湾楽生院は、日本の隔離政策が台湾を植民地とした時代に設置された療養所であり、私たちと同じように人権を無視した強制収容・強制労働等々が行われてきました。そして、台湾の元ハンセン病患者として隔離の苦しみ、植民地の苦しみという二重の被害を受けてこられました。 



私たちは、残された命を大切にして頂きたいと願い、高齢化した台湾楽生院の先輩たちが安心して余生を送ることが出来るよう、先輩たちと充分話し合いをされ、先輩たちの意見を取り上げてくださいますようお願いします。



楽生院を終生の住処とするしかなかった先輩たち。その現状を思うとき、私たちは日本人として深い謝念と責任を覚えます。

どうか、台湾楽生院入所者の声に耳を傾け、一日も早く強制移転を中止して頂きますよう、台湾政府の皆様に心より要望いたします。





2007年3月16日

              

全国退所者原告団連絡会

            代表  伊藤 武雄






















湾楽生院強制移転の中止を求める抗議文。



私たちは「らい予防法」が厳然として生きている中、家族の問題もあり隠れて

社会復帰した、元ハンセン病回復者で関西退所者原告団(いちょうの会)の仲間たちです。



お隣の国、台湾楽生院は日本の隔離政策で植民地時代に療養所として設置された所であり、元ハンセン病回復者達が過酷な労働をしいたげられた所でもあります。このように隔離の苦しみ、植民地の苦しみと二重の苦しみをあじわいながらも残されたこの命を住み慣れた楽生院で終えたいと願うのは無理なのか?



われわれは入所者が希望する地下鉄設置を直ちに撤去し楽生院を永久的に存続させるよう要請します。









2007年3月16日

                 関西退所者原告団(いちょうの会)

                   会長   森 敏治      



2007年3月18日



台湾政府・関係部局御中





日本聖公会北関東教区

宣教部長 司祭 木村直樹





台湾楽生療養院入所者の強制退去と取り壊しに反対する要望書





日本聖公会北関東教区には、群馬県草津町に栗生楽泉園というハンセン病療養所があり、所内には、入所者によって構成される聖慰主教会が存在しています。わたしたちの教区にとって、この教会の存在は、信仰的な宝となっています。



日本のハンセン病政策は、強制隔離による患者撲滅政策であり、また入所者には断種・堕胎を強制しました。この政策は、植民地時代の台湾においても踏襲されたと聞いています。この日本政府の政策によって、日本社会には根強いハンセン病に対する偏見・差別が未だにあり、病気が回復した人びとのほとんどが、故郷に帰ることができず、療養所内で一生を送らざるを得ません。



このような日本政府の政策に、わたしたち日本聖公会も従い、ハンセン病患者の人びとの尊厳を踏みにじってきました。



このわたしたちの罪を、神の前に告白するとともに、ハンセン病を回復したにも関わらず、療養所で暮らさざるを得ないハンセン病入所者に対して深く謝罪し、二度と過ちを繰り返さないために活動することが、わたしたち北関東教区の責務となっています。



この度、楽生療養院入所者が強制退去させられるとの報に接しました。楽生療養院で暮らす人びともまた、日本の植民地時代に作られたハンセン病に対する差別と偏見の中で、故郷を奪われ、苦難に耐えて生きてきた人びとです。



国家の強権によって、このような小さな人びとの尊厳を踏みにじることは、国際社会における弱肉強食を認めることとなり、台湾の国際社会における地位を危うくすることにもつながるのではないでしょうか。



どんなに小さな人びとであっても、神によって与えられた尊厳があります。小さな人びとの尊厳と人権を守る政策こそ、国際社会での台湾の地位を高めることになると信じます。



台湾政府と関係当局に、今回の強制退去通告の撤回と、強制代執行の中止を、強く要請いたします。



以上



台湾政府・関係部局御中



楽生院入所者への強制退去の中止と居住権の保障を求める要望書



   このたびの楽生院の入所者に対する退去通告と4月16日の期限で行政代執行を行うとの貼り出しなど3月2日に出された首相の通達に端を発した一連の行動を知り、憤りを感じています。



   世界に類を見ないといわれる「日本型隔離政策」は植民地を獲得し版図を広げていく中で、海を渡りました。その内容は強制隔離と患者絶滅政策です。台湾楽生院はその流れの一環として設立されたものです。



   私たちカトリック静清地区滞日外国人と連帯する会は、日本における外国人への差別や排除をなくしていく取り組みをしているものです。同時に2004年に「ハンセン病問題に関する検証会議」からの質問状に対して日本カトリック司教協議会の社会司教委員会委員長の名前で回答書を提出した その立場を尊重するものです。そこでの反省と罪責の念を抱きながら今回の強制退去に対して強く抗議します。



   カトリック教会は日本国内においてはハンセン病と共に生きいている人たちへの隔離絶滅政策に加担してしまい、人権を擁護することなく、自由を拘束してしまったことを真摯に受けとめ、二度と同じ過ちを繰り返さないようにハンセン病問題の全面解決に向けて取り組む決意を表明しています。そのためカトリック教会に属している私たちは台湾の楽生院のことも余所ごととしてすませることはできないからです。



   特に「公共の福祉」とか「共通善」の名目で排除と隔離を正当化し、差別を作り出してきたのが日本という国家です。そのことを当然のこと、仕方がないこととの認識しかもてなかったことが、甚大な人権侵害を見抜くことができなかった大きな理由の一つでありました。その反省を踏まえて、今回の一連の出来事の中で首相による「公共の福祉のために少数の犠牲は仕方がない」との発言は容認できるものではありません。国家や地方行政の都合で犠牲者を作り出すことは、正当化されることではないからです。一人ひとりの人間を尊重していく立場から、楽生院の入所者の声や主張を受け止めることを出発点として「公共の福祉」は考えるべきです。


   私たちが生きるよりどころとしている聖書には、王が代替地を用意して庶民の土地を譲ってもらうよう交渉する物語があります



(列王記上21章)。結局は殺してその土地を奪うのですが、聖書の描く神はその行為を断罪しています。土地は権力者や為政者の所有物でもなければ、勝手に意のままにすることのできるものではないのです。



土地は神のものなので、人間が売買したりもちろん他者の土地を奪ったりしてはならないという考えです。すなわち、土地は神から一人一人に与えられたもので、つまりは生存権の保障を表しているのです。したがって、現代社会では全ての人の生存権を保障するのが国家の役割だと強く訴えます。



   楽生院入所者の声に耳を傾けることなく、今の場所で生活したいとの意思に反して強制退去と新病棟への移住を強いることは再び排除と隔離が繰り返されることに他なりません。直ちに入所者の意向にそった形で強制退去を中止し、生存権を具体的に保障するために、現在の楽生院での居住権を認めることを要望します。

2007年3月19日

カトリック静清地区滞日外国人と連帯する会

担当司祭:浜崎眞実

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