無料配布本おまけ(骸ツナ)
ゆっくりと口唇が離れて行く。 薄い口唇は端正な顔に相応しく形が良かった。
だけどその一見冷たそうに見える口唇が誰よりも熱いことを自分は知っている。
何度も何度もキスを繰り返した口唇は、互いの唾液でべたべただった。
腫れぼったい感覚は嫌いじゃない。
ただ時々自分だけいいようにされると、その綺麗な口唇に噛み付いてやりたい気分にはなる。
綱吉の、そう言ってしまうには曖昧な関係だけど、恋人はキスが上手い。
「どうりで初めての時あんなにも夢中になったはずだよ。夢中にさせられたんだよな」
「おや、全部人のせいですか?」
「そう、骸のせい」
ベッドで上半身だけ起こして本なんて読んでいた恋人の上に、綱吉は倒れこんだ。
遠慮なく全体重を掛けてやる。仰向けになった視界に苦笑する骸が映った。
綱吉の上に影ができ、今度は軽くちゅっと音を立てて口唇が重ねられた。
名残惜しいとか思う間もなく、優しい余韻だけ残して骸の口唇は離れていく。
「それにしても、初めての時ですか。どうしましたか、ボンゴレ。過去を振り返るなんて愚か者がすることですよ」
綱吉の私室の大きな窓からは抜けるような青空が覗いていた。
それはやっぱりあの日を思い出させる。
綱吉は大きく手を伸ばした。
真っ青な空に指先が触れるようだった。
夢中にさせられた。
夢中になった。
そして悔しいけど今も夢中だ。
口付けて、触れ合って、抱き合って。知るたびに好きになる。
「違うよ、骸」
「何がですか?」
綱吉は男に体重を掛けたまま身体を回転させた。 ぎゅっと横から抱き付きながら、顔だけで骸を見る。
けして派手ではないけれど、見ているだけ幸せになるような笑顔を見せた。
「過去を振り返るんじゃないよ。思い出を一つ、一つ、大切にしてるんだ」
もちろん、お前とだけじゃなくて、仲間全員の思い出をと、綱吉は笑う。
骸の長い指が伸びて、子猫にするように綱吉の顎がくすぐられた。
「おや、それは妬けますね」
「ちゃんと覚えてるよ、お前の赤くなった顔も」
「奇遇ですね。僕もちゃんと覚えていますよ。君がみっともなくらいにその顔を真っ赤にさせていたことを」
睦言のような応酬に二人で笑う。
骸が、ベッドサイドに読んでいた本を置いた。紙の捲れる音に、独特のインクの匂いが漂う。
端正な顔立ちが綱吉を覗き込んできた。灰青色の髪が真昼の光を透かす。
綱吉を慈しむように、左右色の違う瞳が細められた。
本当にムカつくくらいにいい男だ。
「あの時から、君は本当に綺麗になりましたね」
大きな手でさっきまで抱かれていた身体に触れられる。それだけで感じてしまいそうで、綱吉は息を詰めた。
気だるいはずの身体の、その熱が、呼び起こされるような触れ方だった。
口唇に男の指が触れる。
「その小さな口唇を思うがままに貪って」
淡い髪が掻き上げられた。
「このはちみつ色の髪を、僕のモノで汚して」
羽織っていただけシャツから、指が忍び込む。
「僕は君の全身を食べ尽してしまいたいですよ」
「……っ!」
同時に白い歯で耳を嵌れた。 それはちょっと反則だ。
「おや、どうしました。泣き出しそうですよ」
「お前が泣き出しそうなこと言ったんだって。聞いてるだけでこっちが恥ずかしいよ」
綱吉がむっと膨れてみても、男は笑うだけだった。
あぁ、もう、コイツは。
出会った時から翻弄されっぱなしだ。
つか、休暇中だからって昼間からこんな爛れた生活どうなんだろう。
だけど、と、綱吉は今度は自分から男の頭を引き寄せた。
ギリギリのプライドで、触れるか触れないかの位置で口唇をそっと止める。
互いの熱っぽい吐息が交じり合った。
「いいよ、今日はお前の好きにさせてやるよ」
だから、もう一度あの日のキスをしようと、綱吉はそう続けるのであった――。
おしまい(雰囲気大人で!)

家庭教師(1)














































1樓
1樓搶頭香
唉唷
我肆智障=]
看不懂:)
你現在才知阿!^^
2樓
2樓頸推
撲哈哈哈哈 `
你家好嗎 =)
我即小不能+((不知味神某
yi170411